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地下海水でサバを陸上養殖 JR西「お嬢サバ」本格事業化

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地下海水でサバを陸上養殖 JR西「お嬢サバ」本格事業化

サバ養殖事業の連携協定を結び「お嬢サバ」を囲む(左から)鳥取県の平井伸治知事、JR西日本の松岡俊宏米子支社長、榎本武利岩美町長=10日午後、鳥取市 サバ養殖事業の連携協定を結び「お嬢サバ」を囲む(左から)鳥取県の平井伸治知事、JR西日本の松岡俊宏米子支社長、榎本武利岩美町長=10日午後、鳥取市

 JR西日本と鳥取県、同県岩美町は10日、地下海水を使ってサバを陸上で養殖する事業の本格展開で連携する協定を結んだ。JR西が6月から岩美町で養殖を始め、平成30年春に「鳥取生まれの箱入り娘お嬢サバ」のネーミングで出荷する予定。

 協定書の調印式で平井伸治知事は「地域に元気が出るための大事なプロジェクト。できる限り支援する」と述べた。JR西の松岡俊宏米子支社長は「新たな産業として地域に雇用を創出したい。海外も視野に販路拡大を狙う」と強調した。

 JR西によると、「お嬢サバ」は陸上の水槽で育てることから寄生虫が付きにくいのが特徴。無菌に近い状態のため本来は廃棄する白子も食べられる。年間3万~4万匹の出荷が目標で、天然サバの旬とずれた3~5月に1匹平均900円程度で販売。首都圏や関西の飲食店を中心に提供する。

 一般的にサバは海中のいけすで養殖されるが、鳥取県ではろ過した地下水を使って陸上の水槽で育てる技術の研究が進んでいた。沿線地域の活性化につながる新規事業を探すJR西は、県と協議の上、15年から試験的に販売。コスト面などに課題があったが、事業化できると判断した。

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