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自民の二階幹事長も「本気なら県市一体で」と苦言? IR誘致で見えない和歌山市の方針

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自民の二階幹事長も「本気なら県市一体で」と苦言? IR誘致で見えない和歌山市の方針

IRの誘致先の一つに浮上している和歌山マリーナシティ=和歌山市 IRの誘致先の一つに浮上している和歌山マリーナシティ=和歌山市

 一体、どうかじを取っていくのか。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に向けた和歌山市の尾花正啓市長の考えが見えてこない。(永原慎吾)

誘致推進法成立後にトーンダウン

 IR誘致に向けて、市はプロジェクトチームを結成し、候補地の選定などを進めてきた。この結果、候補地を「コスモパーク加太(かだ)」と「和歌山マリーナシティ」の2カ所に絞り込み、年間来場者数が1千万人だった場合、市内への経済効果は2千億円を超えると試算した。昨年末からは誘致を掲げる県との事務方同士の協議も行われ、誘致への取り組みは事実上、緒についたと言える。

 尾花市長も国会でIR誘致推進法が可決、成立する前の昨年11月の定例会見では、「早く手を挙げないといけない。急いで方針を決定したい」と語っていた。ところが、成立後の12月には「1年以内には態度を決めたい」とトーンダウン。尾花市長の発言の変遷に、IR誘致を尾花市長と二人三脚で進めたい意向の仁坂吉伸知事も「よくわからない。推進したいと言ったり、まだちょっと(決められない)とか。どうなっているのか」と当惑しているように見える。

ギャンブル依存症の増加懸念、5割以上

 IRをめぐっては、国会での論戦を通じ、ギャンブル依存症などへの懸念が強く指摘されるようになった。尾花市長が誘致の正式表明に踏み切る判断を慎重に見定めているのはこうした意見に配慮しているとみられる。だが、いつまでもうやむやのままで、橋下徹氏が首長を務めていた時代から情報発信にたけた大阪府・市などの競合自治体に太刀打ちできるだろうか。

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