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【ビジネスの裏側】北陸新幹線延伸、ルート決着もくすぶる火種 敗れた京都・滋賀「負担ばかり」の不満

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【ビジネスの裏側】
北陸新幹線延伸、ルート決着もくすぶる火種 敗れた京都・滋賀「負担ばかり」の不満

北陸新幹線の大阪延伸を「小浜・京都ルート」で決定した与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの会合=平成28年12月20日、東京・永田町の衆議院第2議員会館(織田淳嗣撮影) 北陸新幹線の大阪延伸を「小浜・京都ルート」で決定した与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの会合=平成28年12月20日、東京・永田町の衆議院第2議員会館(織田淳嗣撮影)

 北陸新幹線で未着工の福井県・敦賀-新大阪の「大阪延伸」ルートは昨年末、3案あったが与党内の審議で福井県・小浜から南下して京都を経由する「小浜京都ルート」に決着した。ただ「舞鶴ルート」を推してきた京都府、「米原ルート」を主張していた滋賀県それぞれから強い反発を受ける。小浜京都ルート建設には両府県の負担が必要なだけに、敗者とはいえ、ないがしろにはできない。

熱帯びた我田引鉄

 「沿線自治体への配慮が必要」

 「地元の自治体の皆さんに理解をいただくため、どうしたらいいかということの検討が必要だと思う」

 昨年12月20日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の会合終了後、座長を務める茂木敏充・自民党政調会長は、敗れた地域への配慮をみせ、自治体間で激しい綱引きがあったことをうかがわせた。

 PTの下部組織で北陸新幹線延伸ルートを議論してきた敦賀・大阪間整備検討委員会は、京都府選出の西田昌司・参院議員(自民)が委員長を務める。

 西田氏は将来の「山陰新幹線」の実現への布石として、京都・舞鶴を経由する舞鶴ルートを提唱していた。しかし検討委で「我田引鉄といわれないよう、公平に議論を進めてきた」とする。それでも各自治体の誘致合戦は熱を帯びたものになっていた。

敗者への気遣い

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