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別居中の妻に無断で受精卵移植、男性「親子関係ない」と提訴 奈良家裁

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別居中の妻に無断で受精卵移植、男性「親子関係ない」と提訴 奈良家裁

 不妊治療を行う奈良市の婦人科クリニックの男性院長が、凍結保存された夫婦の受精卵を無断で別居中の妻に移植したとして、外国籍の男性(45)が、生まれた長女と親子関係にないことの確認を求め、奈良家裁に提訴していたことが4日、分かった。

 訴状によると、院長は男性に確認せずに移植したことを認めているという。日本産科婦人科学会には、移植の際に夫婦の同意を求める倫理規定があり、これに抵触する可能性がある。男性はクリニックに損害賠償を求めて提訴する方針。

 男性は日本人女性(45)と平成16(2004)年に結婚し、21年ごろから不妊治療を開始。関係が悪化し25年10月ごろから別居状態だったが、女性は別居前に保存していた複数の受精卵を26年に移植し、27年4月に長女を出産した。2人は昨年10月に離婚した。

 男性は昨年10月に提訴。女性側は昨年12月の第1回口頭弁論で「(男性は)同意なく移植したことを問題視しているが、このような場合に親子関係を否定する法律はない」として争う姿勢を示した。

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