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行き場を失った子供たちと駄菓子屋店主との触れあい描いたドキュメンタリー映画上映…現役大学生監督も不登校経験

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行き場を失った子供たちと駄菓子屋店主との触れあい描いたドキュメンタリー映画上映…現役大学生監督も不登校経験

田中健太監督のデビュー作品となったドキュメンタリー映画「ぼくと駄菓子のいえ」のワンシーン 田中健太監督のデビュー作品となったドキュメンタリー映画「ぼくと駄菓子のいえ」のワンシーン

 中学時代を不登校で過ごした大阪の現役大学生が初めて制作したドキュメンタリー映画「ぼくと駄菓子のいえ」が、2月4日から大阪市西区のシネ・ヌーヴォで上映される。駄菓子屋店主の親子とネグレクトやいじめなどで行き場を失った子供たちとの交流を素朴なタッチでつづった作品。大阪芸大4年の田中健太監督(23)は「彼らを取り巻く社会問題に関心をもってもらい、環境や社会が良くなれば」と話している。(嶋田知加子)

 舞台は、大阪府富田林市にある駄菓子屋「風和里(ふわり)」。ここで子供たちが屈託なく笑うシーンから始まる。しかし、子供たちの多くはネグレクトや両親の離婚、いじめなど重い問題を抱えていた。居場所を求めてやってくる子供たちに、店主の松本明美さん(78)と娘たちは優しく接し、ときには母親のように叱咤(しった)。特に、高校を中退した一人の青年が就職活動で、もがきながらも前を向いて歩もうとする様子はさまざまなことを問いかけてくる。

 高石市出身の田中さんが3年の月日をかけて制作した。きっかけは「ゆきゆきて、神軍」などの社会派ドキュメンタリーで知られる原一男監督(71)。大学1年時の原監督の授業で「魅力的なおばあちゃん」をリポートする課題を出され、ふらりと立ち寄ったのが風和里だった。

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