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クエが「なでなで」おねだり…飼育員もビックリ「人慣れする魚初めて」

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クエが「なでなで」おねだり…飼育員もビックリ「人慣れする魚初めて」

飼育員の岡本仁さんに歯磨きをしてもらうクエ「二見1番」=名古屋港水族館 飼育員の岡本仁さんに歯磨きをしてもらうクエ「二見1番」=名古屋港水族館

 名古屋港水族館(名古屋市港区)に「なでなで」をおねだりするクエがおり、話題となっている。イルカやアザラシと飼育員のスキンシップはよくあるが、魚は珍しい。担当飼育員の岡本仁さん(35)は「ここまで人慣れする魚は見たことがない」と話す。

 クエは岩礁帯に生息し大きな口と鋭い歯が特徴の大型魚。平成26年に三重県伊勢市の水族館から来た体長約1メートルの「二見1番」は、岡本さんが水槽に近づくと近寄ってくる。水面から出た口元をなでてやると、気持ちよさそうにじっとしていた。

 岡本さんによると、水族館に来て約1カ月のころから始まった。餌をあげても口を開けたまま。給餌用のピンセットで歯茎をつつくと上機嫌に見えた。今年は歯ブラシで歯磨きもするように。ただ、触れるのは慣れた岡本さんだけという。

 桑村哲生中京大教授(魚類行動生態学)によると、クエはホンソメワケベラという魚との間に寄生虫を食べてもらう共生関係があり、「手で触られると気持ちいいということを学習したのでは」と話している。

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