産経WEST

鳴き声に御利益あり…「神鶏」放し飼い 日本最古の奈良・石上神宮

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


鳴き声に御利益あり…「神鶏」放し飼い 日本最古の奈良・石上神宮

石上神宮境内には、40羽超の鶏が放し飼いされている=天理市 石上神宮境内には、40羽超の鶏が放し飼いされている=天理市

 日本最古の神社として知られる石上神宮(奈良県天理市)。大和朝廷の有力豪族、物部氏の総氏神とされ、古くから健康長寿や除災招福の守護神として信仰されてきた。

 境内には、色鮮やかな羽根を持つ東天紅(とうてんこう)や小国(しょうこく)などの鶏約40羽が放し飼いにされている。鶏は夜明けに鳴いて時を告げることから、昔の人々は神聖視したとされ、同神宮でも「神の使い」として敬われている。

 巫女(みこ)の上本七海さん(20)は「鶏の鳴き声は魔よけと考えられている。鳴き声を聞くと御利益があるかも」。

 同神宮で人気なのが、鶏をかたどった入れ物の中におみくじが入った「ご神鶏(しんけい)みくじ」(税込み400円)。通年販売しているが、黒、赤、茶色の「正月限定品」もあるという。

 酉年に合わせ、今月から新たに販売されている「幸せとり御守」(税込み800円)や、東天紅が描かれた絵馬など、鶏にまつわるグッズも盛りだくさん。

 参拝に訪れた橿原市の速水晴美さん(59)は酉年生まれ。今年、教員を退職したといい、「新年は趣味の寺社仏閣巡りを楽しみ、健康で穏やかな一年にしたい」と話していた。

 石上神宮は天理市布留町384。JR・近鉄天理駅から車で約5分。((電)0743・62・0900)

「産経WEST」のランキング