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【脳を知る】睡眠障害 生活習慣病予防のために良い眠りを

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【脳を知る】
睡眠障害 生活習慣病予防のために良い眠りを

睡眠障害は生活習慣病につながる危険も 睡眠障害は生活習慣病につながる危険も

 睡眠は体や脳を休めるだけでなく、記憶を定着させたり体の成長を促したりする役割も担っていますので睡眠障害が体に良くないことは当然です。さらに最近の研究では、従来考えられていたよりももっと重大な健康被害を起こすことが明らかになってきましたので紹介しましょう。

 それは睡眠障害と生活習慣病との意外な関係です。生活習慣病とは、肥満や過食、運動不足、ストレスなどから引き起こされる高血圧症、糖尿病などです。睡眠障害がある人は将来、糖尿病や高血圧症になる危険性が、睡眠障害ではない人に比べてかなり高い(約3~4倍)という結果がさまざまな研究で報告されてきました。また逆に睡眠障害を治すことで糖尿病や高血圧症が改善されるということもわかってきました。

 糖尿病や高血圧症の先には恐ろしい脳卒中が待ち構えていますので、睡眠障害は脳卒中を引き起こす遠因になるともいえます。良い眠りは健康のもとです。生活習慣病の意外な大敵、睡眠障害にも注意が必要です。

 (和歌山県立医科大学 脳神経外科准教授 小倉光博)

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