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【昭和クルマ列伝】和製デロリアン「ピアッツァ」 ジウジアーロも驚く デザインを破壊するモノ

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【昭和クルマ列伝】
和製デロリアン「ピアッツァ」 ジウジアーロも驚く デザインを破壊するモノ

いすゞ「ピアッツァ」 いすゞ「ピアッツァ」

 どんなに美しいスポーツカーだとしてもデザインに“異物”が一点でも混じれば、たちまち全体のバランスが崩れ、陳腐なクルマに成り果てる。

 1981年5月、名車「117クーペ」の後継として登場した「ピアッツァ」もデザイン上のハンディを負っていた。

 タマゴのような形

 ピアッツァのデザイナーは「117」と同じイタリアの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ。前後を絞り込み、突起や段差を限りなく排除した、タマゴのようにつるんとした形をしている。まだ空力を意識したフラッシュサーフェイスというデザイン手法が確立していない時代で、画期的な試みといえる。

 内装も斬新だ。4人がゆったり座れる室内空間に様々なアイデアを採り入れた。デジタルメーターや各種スイッチをハンドル周りに集中させ、ハンドルから手を離さずに操作できる「サテライトスイッチ」は人間工学に基づきデザインされている。

 とはいえピアッツァを一から新開発するのは予算的に厳しい。いすゞの開発陣は「ジェミニ」のエンジンとシャシーを流用して、わずか2年でジウジアーロが提案したオリジナルデザインに近い形で量産化を果たした。

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