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安倍首相ハワイ訪問に千羽鶴届けたい 広島の団体が被爆者らと製作

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安倍首相ハワイ訪問に千羽鶴届けたい 広島の団体が被爆者らと製作

千羽鶴を作る「HPS国際ボランティア」のメンバーや市立広島商業高の生徒ら=広島市東区 千羽鶴を作る「HPS国際ボランティア」のメンバーや市立広島商業高の生徒ら=広島市東区

 米ハワイの真珠湾を26、27両日(現地時間)にオバマ大統領と訪れ、戦争犠牲者を慰霊する安倍晋三首相に平和の願いをこめた千羽鶴を託そうと、広島市の民間団体「HPS国際ボランティア」が、地元の被爆者や若者らと協力して折り鶴を製作し、完成させた。ハワイの真珠湾攻撃の追悼施設「アリゾナ記念館」への奉納を希望している。

 HPSは地元の被爆者や若者らが平成2年に設立。原爆の惨状を紹介した絵本の出版や、平和記念公園の原爆関連の碑めぐり案内などの活動をしている。

 オバマ大統領が今年5月に広島を訪れ自作の折り鶴を寄贈した際には、その返礼として全国から集めた1万5千羽の折り鶴で竹を飾った「平和の木」を製作して公開もしている。

 今月5日に安倍首相の真珠湾訪問が発表されると、平和の願いをこめた千羽鶴を現地に届けたいとして、市内の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」の入所者や高校生、大学生らに折り鶴の製作を呼びかけ、1週間程度で被爆者100人以上を含む計約千人から2千羽を超える折り鶴を集めた。

 市立広島商業高校で、被爆者でもあるHPSの佐藤広枝理事長(78)らが高校生とともに、折り鶴の大きさをそろえたり、ひもを通したりする作業をして千羽鶴に仕上げた。

 被爆者らの願いを込めた手紙を添え、関係者を通じて近く安倍首相一行に託す予定。ハワイにあるオバマ大統領の母校にも、千羽鶴のほか日本語と英語を併記した絵本を贈る。

 佐藤理事長は「過去のわだかまりをなくし、世界が平和に向けて歩んでほしいと思い、千羽鶴の製作を呼びかけた。今後も平和交流の手助けをしたい」と話している。

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