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【福岡タクシー病院突入】犠牲の遠藤さんも元タクシー運転手「無事故で頑張った人がタクシー事故に…」

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【福岡タクシー病院突入】
犠牲の遠藤さんも元タクシー運転手「無事故で頑張った人がタクシー事故に…」

事故から一夜明け、献花台が設置された現場=4日午前9時32分、福岡市の原三信病院(仲道裕司撮影) 事故から一夜明け、献花台が設置された現場=4日午前9時32分、福岡市の原三信病院(仲道裕司撮影)

 福岡市博多区の病院にタクシーが突っ込んだ事故で、入院中に巻き込まれて犠牲になった遠藤一行さん(53)は、元タクシー運転手で他人に気を配る優しい人柄だったという。

糖尿病で片脚失い

 ともに犠牲になった花田盛幸さん(44)、美佐代さん(44)夫妻いずれかの入院をきっかけに知り合ったという遠藤さんは、20代からタクシー運転手だったが、糖尿病が悪化し、約10年前に片脚を切断。博多区の市営住宅で、車いす生活を送っていた。

 近くのスーパーで生花店を経営する内田和信さん(59)は「来店時にドアを開けると、『大丈夫よ。自分の仕事をやっていて』とこちらを気遣ってくれた」。母親の誕生日や母の日には、花を贈っていたという。

 30代まで勤務したタクシー会社によると、真面目で情に厚く、客からの評判も良かった。社長の稲吉雅一さん(56)は「無事故で頑張った人がタクシー事故に遭うなんて…」と声を詰まらせた。

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