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経営者の妻、来年1月判決 福岡・筑後3人死亡の控訴審

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経営者の妻、来年1月判決 福岡・筑後3人死亡の控訴審

 福岡県筑後市でリサイクル店従業員ら3人を死なせたとして、殺人や傷害致死の罪に問われ、1審福岡地裁の裁判員裁判で懲役30年の判決を受けた経営者の妻、中尾知佐被告(48)の控訴審初公判が福岡高裁(岡田信裁判長)で開かれた。検察側は1審が認めなかった殺人罪が成立すると主張、弁護側は改めて無罪を求めて即日結審した。判決は来年1月27日。

 6月の1審判決は従業員1人の死亡について「命を奪った最終的な暴行の態様が不明で、殺意を認定するのは困難だ」として、殺人罪ではなく傷害致死罪を適用した。控訴審で検察側は「被告は従業員が暴行で死ぬ可能性が高いと認識していた。殺意が認められる」と主張した。

 一方、弁護側は3事件いずれについても「暴行して死なせたのは被告の夫で、被告は指示していない」とし、共謀は成立せず、無罪だと訴えた。

 1審判決によると、知佐被告は夫の伸也被告(50)と共謀し、平成16年6月に従業員、日高崇さん=当時(22)=を自宅で暴行して死なせ、18年10月には従業員だった義弟、冷水一也さん=同(34)=と、その長男、大斗ちゃん=同(4)=を暴行して死なせた。

 伸也被告には8月に懲役28年の1審判決が言い渡され、検察、被告側双方が控訴している。

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