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能あるタカで害鳥追い払え! ふん害・ゴミあさりのトラブル解決…日本の伝統文化を新ビジネスに

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能あるタカで害鳥追い払え! ふん害・ゴミあさりのトラブル解決…日本の伝統文化を新ビジネスに

鷹匠の田中和博さんとハリスホークの「慶」=大阪府富田林市の金剛団地 鷹匠の田中和博さんとハリスホークの「慶」=大阪府富田林市の金剛団地

 同時にカラスがゴミを食い散らかすトラブルも発生。対策として袋にネットをかぶせても「頭がいいから、くちばしでネットをめくってゴミをあさるんです」と金剛団地自治会の溝口俊則事務局長(73)は話す。

 そこでURは害鳥対策を同社に依頼。グリーンフィールドの鷹匠、田中和博さん(44)は、11月から月に4、5回のペースで広大な敷地を回りながらハトやカラスの多い場所を見つけてはハリスホークの「慶」(1歳、メス)を空に飛ばしている。

 田中さんは「タカを何度も飛ばすことで、ハトやカラスに『ここは安心して過ごせない場所』と思わせることが大事」と説明。「3カ月でハトやカラスをゼロに」と意気込む。

 タカを使った害鳥駆除がビジネスとして広まったのは「国内ではここ3、4年くらいの話ではないか」と浜松市に本社を持ち、タカで害鳥対策を進める「鷹匠」社長の田中実さん(40)は分析する。

 自分たちの仕事が定着しつつあることを実感しながら、グリーンフィールドの伊駒さんは「どんな現場でも短期間で害鳥を追い払えるように、タカの能力を上げたい」と強調。「目指すのは全国展開。来年は酉年ということもあり、よい流れに乗っていきたい」と力を込める。

 鷹匠 タカの飼育や訓練を行う専門家。かつては天皇家や徳川家、大名らに仕えてタカを調教し、狩りにも随行した。訓練方法や道具によって流派があり、そのうちのひとつ「諏訪流」は織田信長に仕えた鷹匠を祖としているという。

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