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【虎のソナタ】剛速球頭に受けても休まぬ伝説戦士…ガッツマン糸井に感じる金田正泰の魂

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【虎のソナタ】
剛速球頭に受けても休まぬ伝説戦士…ガッツマン糸井に感じる金田正泰の魂

頭部死球を受けながら試合に出続けていた猛者、金田正泰の雄姿 頭部死球を受けながら試合に出続けていた猛者、金田正泰の雄姿

 金本監督は、現役時代に骨折していてもヒットを打ったほどの男。それに負けないくらい糸井選手もガッツがある。実はこの日(11月30日)は47年前の1969年、通算400勝、4490奪三振、14シーズン連続20勝を記録した不世出の左腕・金田正一投手(国鉄-巨人)が『引退』した日です。なぜ金田メモリアルを思い出したか? といえば、今や編集局の窓際の『虎ソナ』担当も若き日にあの金田さんに「おう、来たか」と、かわいがっていただいたのデス。その天下の金田正一が国鉄入団1年目(50年)は、めちゃくちゃ球が速かったがコントロールは“千鳥足”だった。当時の阪神の3番は金田正泰外野手。その金田正泰さんから直接聞いた話だが「7月の旭川での国鉄戦で金田の剛速球を頭に直接受けた。しかし…当時はなんや、それぐらい…というのでそのまま試合に出た。翌日が移動日で次は札幌円山で国鉄戦…その試合の途中にヒットを打って全力疾走して…一塁ベースに立ったとこまでは記憶にある。だが次の瞬間、地球がグルグルまわって…そのまんまや。それでも入院した記憶はない。そういう時代やった」という。

 あの金田正一の豪球をこめかみにモロにうけて…夏場にそのまんま試合に出続けた金田正泰…。今思い出しても身震いするほどの猛者たち…。糸井嘉男にソレを感じるのだが、あえて書く。だからといってトラ番諸氏よ、くれぐれも糸井のタフさを図太さとゴッチャにしないでもらいたい。無口さは案外、彼の繊細さが内面にあるかもしれない。太宰治は『人間失格』でこう書いた。

 -わたで怪我をするんです。幸福に傷つけられる事もあるんです…

(サンケイスポーツ)

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