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【けいざい徒然草-ファミリア(上)】創業時の資料で知るリアル「べっぴんさん」の軌跡

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【けいざい徒然草-ファミリア(上)】
創業時の資料で知るリアル「べっぴんさん」の軌跡

坂野惇子さん(左)らファミリアの創業者(同社提供) 坂野惇子さん(左)らファミリアの創業者(同社提供)

 放映中のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」のヒロインのモデルは、ベビー・子供服メーカー「ファミリア」(神戸市中央区)の創業者の1人、坂野惇子(ばんの・あつこ)さん(1918~2005年)だ。朝ドラを機に、同社の社史や創業時の貴重な製品などを紹介する特別展が神戸元町本店(神戸市)と銀座本店(東京)で同時開催されており、リアル「べっぴんさん」の軌跡を深く知ることができる。(栗川喜典)

史実との違いは?

 実在の人物をモデルにした朝ドラでは、主人公らの基になった人々や史実について学ぶのが楽しみの1つだ。平成27年度後期の朝ドラ「あさが来た」でも、ヒロインのモデルとなった大同生命保険創業者の広岡浅子や、ヒロインに関わる初代大阪商工会議所会頭、五代友厚らのことを知ろうと、大阪市内などのゆかりの地を多くの人が訪れた。

 「べっぴんさん」で、その一助となるのが「ファミリアの軌跡展」。創業から現在までの歩みを5つのテーマに分け、来年4月まで順次、関連資料や貴重な製品などを紹介している。

 神戸元町本店の展示を訪ねると、関係者の顔写真や家系図などを展示したコーナーで朝ドラのモデルとなった人々について学ぶことができる。ヒロインの坂東すみれ=坂野惇子さんのほか、すみれの父、坂東五十八=佐々木営業部(現・レナウン)創業者の佐々木八十八氏▽すみれに店の一角を貸し出して商売を勧めた靴店主、麻田茂男=「モトヤ靴店」店主でファミリア初代社長の元田蓮(もとだ・れん)氏▽、すみれの夫、紀夫=ファミリア2代目社長の坂野通夫(みちお)氏-といった次第だ。

4人で創業にこだわり

 ただ朝ドラは実在の人物をアレンジしており、注意が必要。たとえば実際の創業者は坂野さん(経営担当)と、坂野さんの女学校時代のクラスメートだった田村江つ子さん(手芸・アップリケ図案担当)、江つ子さんの義姉の光子さん(生産と品質管理担当)、そして坂野夫妻と偶然出会った村井ミヨ子さん(編み物・キャラクター担当)-の4人だが、劇中での創業者はヒロインのほかに、元クラスメートが2人という設定となっており、坂野さんの出産時のベビーナースで欧米の育児法を坂野さんに教えた大ヶ瀬久子さんをモデルにした女性も加えられている。

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