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【衝撃事件の核心】「過労死」強いるブラック企業どころじゃない!? 社員に死亡保険金1億円かけてマニラで射殺 実行犯「無実」主張に裁判員は…

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【衝撃事件の核心】
「過労死」強いるブラック企業どころじゃない!? 社員に死亡保険金1億円かけてマニラで射殺 実行犯「無実」主張に裁判員は…

マニラでの邦人保険金射殺事件の実行犯とされた新井茂夫被告の1審判決で認定された構図 マニラでの邦人保険金射殺事件の実行犯とされた新井茂夫被告の1審判決で認定された構図

 正吾被告は、自分自身の関与を「まったく身に覚えがない。計画も準備もしてない」と真っ向から否定した上で、新井被告について「兄と殺害計画を立てたことはなく、兄が実行犯というのもありえない」と言及。自身の公判で「嘘をついた」理由は、「罪が軽くなると思った」からだとした。

「観光旅行装う悪質な犯行」

 鋭く対立した検察側と弁護側。11月14日、宣告された判決は求刑通り無期懲役だった。

 中川綾子裁判長は判決理由で「兄と保険金目的で松谷さんを射殺する計画・準備をした」などとした正吾被告の1審段階の公判供述について、「重要部分では客観的証拠と整合している。正吾被告が無関係の新井被告を巻き込んで嘘の供述をするとも考えづらい」と指摘。「あれは嘘だった」と証言を翻した正吾被告の主張を退けた。

 そのうえで、(1)3人でフィリピンに渡り、正吾被告が帰国してから当初の計画通りに松谷さんが殺害された(2)弟の会社が受取人となっている保険金について、新井被告は関係ないはずなのに、帰国後しつこく保険金請求をしている(3)「親しく会話していた日本人風の男」が犯人だが、フィリピンで松谷さんが親しくできる人物は相当限られる-と指摘。「新井被告が正吾被告と共謀し、松谷さんを殺害して保険金をだまし取ろうとしたと認められる」と犯罪の成立を認定した。

 「数カ月前から周到な計画を立て、観光旅行を装って犯行が発覚しにくい海外へ被害者を誘い出した。極めて悪質な犯行だ。さらに被告は、殺害の実行という最も重要で不可欠な役割を果たした」

 中川裁判長は検察側の構図通り、新井被告を実行犯として指弾した。4日後の11月18日、新井被告は判決を不服として控訴した。

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