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【衝撃事件の核心】「過労死」強いるブラック企業どころじゃない!? 社員に死亡保険金1億円かけてマニラで射殺 実行犯「無実」主張に裁判員は…

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【衝撃事件の核心】
「過労死」強いるブラック企業どころじゃない!? 社員に死亡保険金1億円かけてマニラで射殺 実行犯「無実」主張に裁判員は…

マニラでの邦人保険金射殺事件の実行犯とされた新井茂夫被告の1審判決で認定された構図 マニラでの邦人保険金射殺事件の実行犯とされた新井茂夫被告の1審判決で認定された構図

 そして同月21日、3人はフィリピンへ渡航。事件前日の23日、新井被告と正吾被告の兄弟2人は、予約していた射撃場で練習し、新井被告がフィリピン女性から拳銃を受け取り、準備を整えた。正吾被告は計画通り、1人で先に帰国。新井被告は松谷さんと中華街で食事をし、パッシグ川のほとりを訪れ、松谷さんを射殺した-。これが検察側の描いた構図だ。

一変した証言と黙秘

 新井被告の判決公判のちょうど1年前。大阪高裁は平成27年11月、先に審理が進んでいた正吾被告の控訴審判決公判で、「死亡保険金目的の計画殺人で、重く処罰されるべきだ」として無期懲役を言い渡した。

 しかも、殺害の実行犯を「新井被告か氏名不詳の第三者」と認定して無期懲役を宣告していた1審を破棄し、「実行犯は新井被告」と判断して、改めて無期懲役を宣告していた。

 だが、新井被告と弁護側は、今年11月に開かれた京都地裁の裁判員裁判で真っ向から反論した。

 新井被告は初公判で「殺してなんかいません」と起訴内容を否認すると、被告人質問も黙秘した。

 弁護側の主張はこうだ。

 (1)検察側は金銭に窮していたというが、自己破産したことで自分の借金は解決していた。生活保護の受給申請もしており、生活費は保証されていた。

 (2)目撃証言は、脅された言語がタガログ語ではなかったと変遷し、「(犯人は)被害者より背が高く、2丁の拳銃を持ち、ジプニー(公共バス)に乗って移動した」などと、新井被告とは異なる犯人像のものも出てきた。信用できない。

 (3)フィリピン旅行が初めての新井被告が殺害を実行するのは現実的ではない。

 一方、自身の公判で「計画の立案や実行は兄が主導した」との主張を展開していた正吾被告は、新井被告の公判に証人として出廷すると、こう証言を翻した。

 「あれは嘘だった」

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