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【衝撃事件の核心】「過労死」強いるブラック企業どころじゃない!? 社員に死亡保険金1億円かけてマニラで射殺 実行犯「無実」主張に裁判員は…

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【衝撃事件の核心】
「過労死」強いるブラック企業どころじゃない!? 社員に死亡保険金1億円かけてマニラで射殺 実行犯「無実」主張に裁判員は…

マニラでの邦人保険金射殺事件の実行犯とされた新井茂夫被告の1審判決で認定された構図 マニラでの邦人保険金射殺事件の実行犯とされた新井茂夫被告の1審判決で認定された構図

 男性は、拳銃を撃った男から、こう告げられたという。

 「この件にかかわるな。さもないと殺すぞ」

 検察側によると、拳銃の引き金を引いて男性を殺害した男こそ、新井茂夫被告だった。

 新井被告の起訴内容は、弟の正吾被告(46)=同罪などで無期懲役、上告中=と共謀し、海外旅行保険金1億円をだまし取る目的で22年11月、マニラ市内で松谷さんの頭などを拳銃で撃ち、殺害したなどとするもの。検察側は、新井被告が実行犯だとする構図を描いていた。

事前に射撃場で練習

 「先物取引で大きな利益を出したから旅費を出してやる」

 被害者の松谷さんは、こう誘われてフィリピンに旅立ったという。誘ったのは正吾被告。当時、教材販売会社の社長を務めており、松谷さんは社員だった。

 だが、これは綿密に練られた計画の始まりに過ぎなかった。

 検察側の主張や公判資料などによると、事件前年の21年に自己破産した新井被告は、正吾被告が経営する教材販売会社に出入りを始めた。そこで先物取引をするようになったのだが、利益を出せず、損失を出すようになっていった。

 一方、そのころ正吾被告の預金残高もマイナスで、多額の負債を抱えていた。

 こうして金銭に窮した2人は22年9月ごろ、死亡保険金を目的とした殺害計画を立てたというのだ。

 その後、正吾被告がフィリピン在住の知人女性に拳銃の調達を依頼。10月ごろに正吾被告が松谷さんを旅行に誘い、11月上旬、正吾被告が、教材販売会社を受取人とする死亡保険金1億円の海外旅行保険に松谷さんを加入させた。3人はいずれも海外に行った経験はあったが、保険の加入は初めてだった。

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