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【衝撃事件の核心】「過労死」強いるブラック企業どころじゃない!? 社員に死亡保険金1億円かけてマニラで射殺 実行犯「無実」主張に裁判員は…

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【衝撃事件の核心】
「過労死」強いるブラック企業どころじゃない!? 社員に死亡保険金1億円かけてマニラで射殺 実行犯「無実」主張に裁判員は…

マニラでの邦人保険金射殺事件の実行犯とされた新井茂夫被告の1審判決で認定された構図 マニラでの邦人保険金射殺事件の実行犯とされた新井茂夫被告の1審判決で認定された構図

 今から6年前、フィリピンのマニラ市で1人の日本人男性が射殺された。京都市伏見区の教材販売会社社員、松谷祐一郎さん=当時(35)。逮捕・起訴されたのは松谷さんの勤務先の社長だった男と、兄の新井茂夫被告(59)の兄弟だ。すでに2審判決が出ていた男(弟)の裁判で実行犯と認定されている新井被告は11月、京都地裁で開かれた裁判員裁判で「私は無実」と言い切り、被告人質問には黙秘を貫いた。以前は「事件は兄が主導した」などと供述していた弟も「あれは嘘」と翻した。一体だれが松谷さんを殺害したのか。注目の判決は重要証言と状況証拠をつなぎ合わせ、1つの結論を導き出した。従業員を過労死・過労自殺に追い込むブラック企業も真っ青となる事件の真相とは-。

「この件にかかわるな」

 平成22(2010)年11月24日午後9時ごろ、フィリピン・マニラ市。マニラ中央郵便局裏付近のムエル・デル・リオ通りに、2人の男が立っていた。目前には主要河川の一つ、パッシグ川が流れ、その対岸には中華街がある。2人はこの中華街で食事をした後だった。

 「お互いに手を肩に置いて、楽しそうに歩いていた」

 「日本語か中国語のような言葉で親しく会話する、日本人風の男だった」

 川の堤防で休憩していたというフィリピン人男性は、知人同士が語らっているような姿を目撃したという。だが、直後に信じられないような出来事が起きた。1人の男が、もう1人を拳銃で射殺したのだ。

 《被害者は右ひじを曲げて防御したが、犯人は構わず1発目を撃った。被害者が立ち上がろうとしたが、2発目を発射。胸のあたりを狙っているように見えた。さらに近づいていき、頭の方に3発目を撃った》(フィリピン人男性の証言)

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