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拳銃構える容疑者撮影、賞受賞の「照準はカメラマン」 安全確保めぐり社内で議論

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拳銃構える容疑者撮影、賞受賞の「照準はカメラマン」 安全確保めぐり社内で議論

関西写真記者協会賞を受賞した「照準はカメラマン」。工事中の民家の足場に座り銃口を向ける溝畑泰秀容疑者を撮影した=8月31日、和歌山市(安元雄太撮影) 関西写真記者協会賞を受賞した「照準はカメラマン」。工事中の民家の足場に座り銃口を向ける溝畑泰秀容疑者を撮影した=8月31日、和歌山市(安元雄太撮影)

 受賞作は、事件の恐ろしさ、現場の緊迫感を読者に伝える優れた報道写真だと自負するが、拳銃を持った犯人を直接撮影する危険性を報道機関に突きつけた。大阪本社でも安全な取材方法とともに防弾チョッキやヘルメットの導入を進めている。

 取材にあたったカメラマンの安元雄太記者は「当初、100メートルは離れているので銃弾は当たりはしないと考えた。しかし、予測不能な行動をとる犯人をレンズ越しに見ていて『何が起こっても不思議じゃない』と思い直し、体を伏せながら撮影を続けた」と当時の心境を話す。

 カメラマンは危険と隣り合わせの仕事だ。「事実を伝える」という報道の義務と、「安全を守る」という報道機関の責務。2つの重い課題について今後も議論を重ねていきたい。   (写真部長 土井繁孝)

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