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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】雨に強い血筋!?

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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】
雨に強い血筋!?

 今年のジャパンCは、「小雨・良」という天候・馬場状態で行われた。

 良馬場とはいうものの、雨が降っているので、通常の良馬場ではない。なぜかというと、馬はあの図体(ずうたい)のわりにデリケートなところがあり、雨粒が顔に当たると、テンションが下がってしまうタイプが少なくないからである。本来持っている力を、出せないまま終わってしまうことがあるのだ。

 そういうタイプとは逆に、雨が降ると、「わたしは大丈夫です」「まあ、見ててください」と、目をランランと輝かせて張り切るタイプがいると、厩務員さんから聞いたことがある。

 今年のジャパンCでいえば、5番人気で2着に突っ込んできたサウンズオブアースが、そのタイプかもしれない。

 サウンズオブアースは、休み明けで出走した前走の京都大賞典で4着に敗れていた。当時は斤量56キロだったが、ジャパンCではそれが1キロ増えて57キロ。しかもサウンズオブアースは、2000メートルまでしか勝ったことがない馬なのだ。戦況としては、あまりよくない。

 事実、ジャパンCにおいて、今回のサウンズオブアースのように、「前走4着以下、しかも2100メートル以上で勝ったことがなく、前走より斤量増」という馬は、連対したことがなかった(ジャパンCが中山で行われた2002年を除く)。

 ところがそのサウンズオブアースが連対してしまったのだから、雨が降ったり、道悪になったら、通常のデータは役に立たないのだ。

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