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【芸能考察】トランプ氏勝利、メタリカ新作「ハードワイアード」5位…恐るべし“隠れファン”

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【芸能考察】
トランプ氏勝利、メタリカ新作「ハードワイアード」5位…恐るべし“隠れファン”

メタリカの最新アルバム「ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト」 メタリカの最新アルバム「ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト」

 なぜなら、5作目のアルバム「メタリカ」(91年)の発表を機に、疾走感より黒光りする重厚感を重視し、妙な大物感を漂わせるようになったことに記者はけっこう違和感を覚えていたのだが、この冒頭の1曲は、われわれメタラーに「キル・エム・オール」に収録されている「ザ・フォー・ホースメン(電撃の騎士)」や「ウィップラッシュ(鞭)」や「ノー・リモース(懺悔=ざんげ=無用)」を初めて聞いた時の驚きや感動を思い出させてくれる初心に帰るような超音速の1曲だったからだ。

■“ベイエリア・スラッシャー”の頃のサウンドも満載

 ジェイムズ・ヘットフィールド(ボーカル兼ギター担当)とカーク・ハメット(ギター担当)のツインギターが奏でる執拗(しつよう)なリフ(繰り返される楽曲の主題)攻撃、唸りを上げるロバート・トゥルージロ(ベース奏者)の超絶プレイ、そして極限まで疾走するラーズ・ウルリッヒ(ドラム奏者)のツーバス…。全世界のメタラーが求めていたメタリカ・サウンドがここにあるという感じなのだ。ジェイムスのやさぐれボーカルもビジバシ刺さる。

 さらに2曲目「アトラス、ライズ!」では、80年代からライバルであり続ける英のアイアン・メイデンの名曲「審判の日」(82年)などで聞かれるキメフレーズが執拗に登場。スティーヴ・ハリス(メイデンのベース奏者で楽曲づくりの中心人物)にケンカを売っているとしか思えない。

 それに「アトラス」といえばギリシャ神話、ギリシャ神話でメイデンとくれば「イカルスの飛翔」(81年)というわけで、メタラーなら、やっぱりメイデンを連想してしまうのだ…。

 そんな感じで2枚組計12曲、まさに“ベイエリア・スラッシャー”として新種の地下メタルムーブメントの立役者だった頃のサウンドが満載。ラストの「スピット・アウト・ザ・ボーン」でまたも脳みそバーン…。

凄い新作、いえ、ヤバい新作…くれぐれも、あれにご注意を

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