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「かいぼり」って何ですか?…ため池の泥水を海へ 窒素やリンが海の生き物の栄養に

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「かいぼり」って何ですか?…ため池の泥水を海へ 窒素やリンが海の生き物の栄養に

漁業者も参加して行われた「かいぼり」=兵庫県淡路市 漁業者も参加して行われた「かいぼり」=兵庫県淡路市

 ため池の泥水を海に流す「かいぼり」が淡路市生田大坪の「中池」「奥池」で実施され、ため池を管理する地元の大坪営農組合と西浦水交会の漁業関係者約50人が参加した。

 「かいぼり」は池底の泥を除くことでため池の貯水量を確保して漏水点検や水質を浄化するほか、海へ流れ込む泥水に含まれる窒素やリンなどが海の生物の栄養となる。農家の高齢化などで行われなくなり、海の栄養分が少なくなってノリの色落ちなどの影響も出るようになったため、漁業者が協力して「里海交流」として毎年島内の数カ所で実施している。

 室津川の上流に位置する中池、奥池はともに貯水量約4万8千立方メートル。大坪営農組合の岡田昭男事務局長(69)によると、以前は2、3年ごとにかいぼりを実施していたが、高齢化のため難しくなり、今回は平成20年以来8年ぶり。1カ月ほど前から水を抜き、26、27日には池底の泥を人力で攪拌(かくはん)し、消防ホースで放水して泥を下流に流す作業を繰り返した。

 淡路県民局洲本土地改良事務所によると、今年1月に南あわじ市湊里で実施したかいぼりでは河口付近で窒素が約6・8倍、リン酸は約3・5倍増加した。

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