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「マッサン」修業の大阪・摂津酒造 国産ウイスキー始まりの地を顕彰史跡に

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「マッサン」修業の大阪・摂津酒造 国産ウイスキー始まりの地を顕彰史跡に

摂津酒造跡地に設置された顕彰史跡パネルを囲み、ウイスキーを手に語らう(左から)嶋谷幸雄さん、森田規代子さん、中川圭一さん=大阪市住吉区 摂津酒造跡地に設置された顕彰史跡パネルを囲み、ウイスキーを手に語らう(左から)嶋谷幸雄さん、森田規代子さん、中川圭一さん=大阪市住吉区

熟成され、繁栄している

 摂津酒造について広く知ってもらおうと、ウイスキー専門誌に摂津酒造4代目の記事を載せた。その後も精力的に活動を続ける中で大阪市の顕彰史跡制度を知り、小論文や調べ尽くした事実関係の資料を提出。今年11月、歴史的、文化的に価値ある場所として、顕彰史跡パネルの設置にこぎ着けたのだ。

 今年は政孝が摂津酒造に入社して100年。節目の年での認定に、森田さんは「この場所があったことがきっかけで国産ウイスキーは誕生した。ウイスキーは熟成され続け、繁栄している。大阪の立派な産業遺産だ」と語る。

 今後、摂津酒造の蒸留塔があった井戸跡北側へのパネル移設を目指すほか、さらに多くの人に知ってもらうための地道な活動を続けていく。

     ◇

 ■摂津酒造とは 大阪市住吉区にあった酒造会社。明治42(1909)年、2代目阿部喜兵衛が摂津酒造合資会社を設立。大正期には国内三大アルコール製造業者となった。大正7(1918)年、本格的なウイスキー製造技術を導入するために竹鶴政孝をスコットランドに留学させたことが、国産ウイスキー誕生につながったとされる。昭和39年に宝酒造(現・宝ホールディングス)と合併し、同社の大阪工場となったが、同48年に工場は廃止された。

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