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刑務所投薬ミス相次ぎ「注意」40件、発覚を恐れ証拠隠滅も 四国5施設

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刑務所投薬ミス相次ぎ「注意」40件、発覚を恐れ証拠隠滅も 四国5施設

法務省高松矯正管区が開示した、松山刑務所で起きた投薬ミスに関する文書 法務省高松矯正管区が開示した、松山刑務所で起きた投薬ミスに関する文書

 四国地方の刑務所、少年鑑別所の計5カ所で受刑者ら収容者への投薬ミスが相次ぎ、職員に対する注意や厳重注意が平成24年1月から同28年9月に計40件あったことが29日、法務省高松矯正管区への情報公開請求で分かった。中には証拠隠滅を図ったケースもあった。同管区は「健康に影響が出た例はない」と説明している。

 刑務所など矯正施設での投薬ミスは、平成16年に各地で発覚。法務省は同年7月、各施設に投薬ミスの防止に万全を期すよう通知したが、改善が図られていない現状が明らかになった。

 同管区が開示した文書によると、職員が氏名や番号の確認を怠り別の収容者の薬を渡したり、誤って同じ薬を2回服用させたりしたケース、投薬自体を失念した例が多かった。大半の職員は注意とされたが、松山刑務所長は平成24年1月18日、ミスの発覚を逃れようと薬を捨て証拠隠滅を図ったとして、職員を厳重注意とした。

 文書は職員の氏名や所属、事実関係の一部などが黒塗りされている。

 施設別では徳島刑務所が15件、高知刑務所が13件、松山刑務所が8件、高知少年鑑別所が3件、高松刑務所が1件。

 同管区の16年の調査でも、14年1月~16年5月に4刑務所で薬を誤って渡すミスが計15件あった。

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