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【青年市長の汚職裁判】藤井浩人被告の判決要旨「業者の証言は具体的かつ詳細」 名古屋高裁

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【青年市長の汚職裁判】
藤井浩人被告の判決要旨「業者の証言は具体的かつ詳細」 名古屋高裁

 岐阜県美濃加茂市長の藤井浩人被告に有罪を言い渡した28日の名古屋高裁判決要旨は次の通り。

 【現金の授受】

 業者は平成25年4月2日、金融機関で15万円を引き出した上で、5万円を振込送金している。ファミリーレストランで市長と会う前に、現金10万円が手元に残っていたことになる。同月25日も市長と会う前に、金融機関で90万円を引き出し、70万円を別の口座に入金しており、現金20万円を手元に残していた。公判で証言した市長に渡したという額と合致する。

 【業者証言の信用性】

 1審判決は、業者の供述の変遷を、証言の信用性を否定する根拠の一つとしているが、通常の記憶の減退などとして十分説明ができ、信用性に関わるような問題とは言えない。

 自らの融資詐欺に対する捜査や起訴が進むのを嫌って、捜査機関の目をそらそうと話しだした可能性は否定できないが、虚偽だとするとかえって説明困難な点が存在すると言わざるを得ない。

 実際してもいない犯罪の処罰を受ける恐れがある上、それによって融資詐欺の捜査、起訴が止められるという保証はない。

 業者の証言は具体的かつ詳細で、内容に不合理な点は見当たらない。弁護人からの反対尋問にも揺らいでいない。間接証拠とも整合性があり、相当の信用性がある。

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