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【大学女子駅伝】雑草魂で地方から下克上 日本一成し遂げた松山大監督の手腕とは

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【大学女子駅伝】
雑草魂で地方から下克上 日本一成し遂げた松山大監督の手腕とは

全日本大学女子駅伝で優勝のゴールテープを切る松山大のアンカー、高見沢安珠=宮城県仙台市(宮沢宗士郎撮影) 全日本大学女子駅伝で優勝のゴールテープを切る松山大のアンカー、高見沢安珠=宮城県仙台市(宮沢宗士郎撮影)

 10月30日に仙台市で開催された全日本大学女子駅伝で、松山大が初優勝を飾った。2008年6月の創部から9年。高校時代の実績に乏しい“雑草軍団”は、いかにして地方のハンディを乗り越え、全国の頂点に立ったのか。(細井伸彦)

 松山大は1区でエースの上原明悠美が14位と出遅れたが、2区の緒方美咲、4~6区の高見沢里歩、中原海鈴、高見沢安珠の4人が区間1位の快走。史上初の6連覇を狙った立命大に、1分以上の大差を付ける完勝だった。

 チームを率いる大西崇仁(たかよし)監督(47)は06年4月に松山大に着任し、陸上部部長に就任。08年6月に女子駅伝部を立ち上げると、サッカー部の助っ人を加えて同年秋の全日本大学女子駅伝初出場に導いた。

勧誘は苦労の連続 

 同駅伝には以来、9年連続で出場。10年以降はシード権を失ったことがない。着実に実績を残してきたものの、選手勧誘においてはいまなお苦労が尽きない。大西監督は「断られっぱなし。去年も今年も40連敗ぐらい」と嘆く。創部以来、門をたたいた全国高校総体の入賞経験者はわずか2人しかいない。

 都市部の大学や実業団から声がかからなかった選手たちを拾い、一から育て上げる。それが、松山大の手法だ。三重・津商高を卒業後、就職するつもりだった高見沢安(3年)は大西監督から誘いを受けて進学を決断。3000メートル障害で日本選手権2連覇を果たし、今夏のリオデジャネイロ五輪に出場した。

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