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【今週の注目記事】「夜の生活は?」「脱がすぞ」“下ネタ全開部長”セクハラの法廷バトル 「冗談で職場明るく…」のトンデモ釈明一蹴

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【今週の注目記事】
「夜の生活は?」「脱がすぞ」“下ネタ全開部長”セクハラの法廷バトル 「冗談で職場明るく…」のトンデモ釈明一蹴

部下である20代の女性社員に「俺の女になれ」「夜の生活はどうやねん」などとセクハラを繰り返した部長。デートに誘われた女性が「好きな人がいます」と恋愛感情がないことを伝えると、部長は「ばか!」「あほ!」「だぼ!」「ばか!」と連続返信していた 部下である20代の女性社員に「俺の女になれ」「夜の生活はどうやねん」などとセクハラを繰り返した部長。デートに誘われた女性が「好きな人がいます」と恋愛感情がないことを伝えると、部長は「ばか!」「あほ!」「だぼ!」「ばか!」と連続返信していた

 一方、慰謝料についてはキスをされたり体を触られたりするような身体的被害がなく、大半が言葉によるセクハラだった点を重視。「個別に見れば権利侵害の程度がさほど大きくない言葉が多い」として女性が求めた600万円から50万円に大幅に減額し、弁護士費用などと合わせた約57万円の支払いを部長に命じ、確定した。

 セクハラ訴訟に詳しい山田秀雄弁護士(第二東京弁護士会)は判決について、「言葉のセクハラは軽く、身体接触型のセクハラは重いという日本の一般的な認識が反映された判決ではないか」と指摘。

 大阪市港区の水族館「海遊館」が男性管理職2人に対し、女性従業員へのセクハラ発言を理由に出勤停止とした処分を妥当とした昨年2月の最高裁判決を引き合いに、「言葉によるセクハラにも厳しい姿勢で臨むべきという方向性が示されていただけに、原告女性の損害回復が十分でない印象を受ける」と疑問視した。

1300万円支払いで和解ケースも

 山田弁護士によると、日本におけるセクハラの賠償額は100万~300万円の範囲が最も多く、米国のように億単位の賠償が命じられたケースはない。近年は社会のセクハラへの認識が厳しくなったことから1千万円を超える賠償額も珍しくなくなったが、あくまで慰謝料ではなく、休職や転職に伴う逸失利益の算定で高額化しているのが現状という。

 大阪地裁では26年11月、かつら製造・販売大手「アデランス」の男性店長のセクハラで心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、退職を余儀なくされたとして、元従業員の女性が同社に計約2700万円の損害賠償を求めた訴訟で和解が成立。解決金が1300万円という高額で、同社が加害者である男性店長に半額の負担を求めた内容が注目された。

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