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【竹島を考える】“鹿を指して馬となす”韓国教授の思い込み主張を正す 下條正男・拓殖大教授

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【竹島を考える】
“鹿を指して馬となす”韓国教授の思い込み主張を正す 下條正男・拓殖大教授

竹島など領土に関する記述が増えた教科書。韓国ではこれを「捏造・歪曲された論理が公教育に反映されている」と批判 竹島など領土に関する記述が増えた教科書。韓国ではこれを「捏造・歪曲された論理が公教育に反映されている」と批判

 そこで崔教授は、竹島は欝陵(うつりょう)島からは見えるが、日本からは見えないとして、それを根拠に、竹島は韓国領だとしたのである。

 しかし、「見える」からといって、竹島を韓国領とすることはできない。小笠原諸島は、東京から南南東千キロほどに位置し、近年、活発な火山活動でその面積を拡大した西之島は小笠原諸島の父島の西、130キロにある。いずれも本州や父島からは「見えない」が、日本の領土である。

 このため、次に崔教授が論拠としたのが、1454年に撰進(せんしん)された朝鮮の文献『世宗実録・地理志』である。その「蔚珍(ウルチン)縣」条に、「于山島と武陵島の二島は、蔚珍県の正東の海中にある。〔分註〕二島は相去ること遠くない。よく晴れた日には望み見える」として、「見える」とあるからだ。

 崔教授によると、実際に欝陵島(武陵島)からは独島(竹島)が見えるので、『世宗実録・地理志』の「蔚珍縣」条にある于山島は、独島に違いないというのである。だが文献批判もせずに、地理的与件で文献を解釈するのは、本末転倒である。中央集権的な社会体制が続いた朝鮮半島では、地方を統治する必要から地理志や地誌が作られており、時代が下るに従ってその内容も正確になっているからだ。

時代が下る従い正確になる地理志や地誌

 1481年には『世宗実録・地理志』を踏襲した『東国輿地勝覧』が編集され、1530年には増訂されて『新増東国輿地勝覧』となり、1760年代には『輿地図書』が編纂(へんさん)された。

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