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【エンタメよもやま話】フランス飛び火?極右“女トランプ”若者の支持1位ル・ペン党首、大統領選で注目のワケ

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【エンタメよもやま話】
フランス飛び火?極右“女トランプ”若者の支持1位ル・ペン党首、大統領選で注目のワケ

欧米で“極右の女トランプ”と恐れられているフランスの極右政党「国民戦線(FN)」の党首マリーヌ・ル・ペン氏=11月15日付英紙デーリー・テレグラフ電子版 欧米で“極右の女トランプ”と恐れられているフランスの極右政党「国民戦線(FN)」の党首マリーヌ・ル・ペン氏=11月15日付英紙デーリー・テレグラフ電子版

 というわけで、ル・ペン氏は、フランス国内で昨今、急増する反移民や人種差別主義者、反EU派、そして反イスラム主義者の支持をぐんぐん集めており、来春の大統領選挙では、トランプ氏と同様、まさかの大統領就任、というシナリオが現実味を帯びているのです。

 そんななか、11月9日付ロイター通信などによると、ル・ペン氏はトランプ氏の当選について「米の新しい大統領、ドナルド・トランプと自由な米国の人々を祝福します」との声名を発表。さらに記者団に「昨夜、起きたこと(つまりトランプ氏が当選したこと)は世界の終わり(を意味するもの)ではない。米国人は自分たちが選んだ人物を大統領にした。エスタブリッシュメント(支配階級)が形式的に選んだ人物とは違う人物である」と述べました。

 さらに、11月13日付のロイター通信や英紙インディペンデント電子版などによると、ル・ペン氏はこの日に放映されたBBCの朝の政治番組「アンドリュー・マー・ショー」に出演。トランプ氏の勝利について「エリートに対する人民の真の勝利である」と称賛し「トランプ氏は、かつて不可能と思われていたことを可能にした。フランスでも、国民に帰すべきものをエリートが分け合っているような現状を国民が覆すよう望む」と訴えました。

 プーチン大統領は別にして、欧米主要国の政治家でここまでトランプ氏を称賛・評価するのはこの人だけとあって、トランプ大統領の誕生に失望しているリベラルな層がル・ペン氏の動向を注視し“第2のトランプになるのではないか”と恐れているというわけですが、欧米では、彼らが抱くその悪い予感の的中率が日増しに高まっているのです。

 前述の11月13日付のインディペンデント紙電子版が報じていますが、トランプ氏の当選に多大な貢献を果たした白人至上主義的論調で知られる米の右派ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の会長で、先ごろトランプ政権の首席戦略官兼上級顧問に決まったスティーブン・バノン氏(62)がフランスのメディアに対し「フランスは若き起業家やル・ペンを支持するの女性たちのための場所であり、ル・ペンは新たな希望の星だ」と彼女を絶賛。

 これを受け、ル・ペン氏は自身のツイッターのフォロワー20万8000人に向け「バノンと一緒に仕事をするかとの誘いに対する私の答えはイエスです」と投稿しました。

 前述のインディペンデント紙は、2人が接触したかどうかは不明であると報じていますが、2人が手を結ぶ可能性は高く、そうなれば何が起きるかについては説明不要でしょう。

 ちなみに、ル・ペン氏の父親で、国民戦線(FN)の創始者兼初代党首のジャン=マリー・ル・ペン氏は2002年のフランス大統領選の際、自身のツイッターで「米国で今日、起きたことは、明日、フランスで起きる」とつぶやき、話題になりました。

 ル・ペン氏は、来春行われるフランス大統領選で、英国のEU離脱、トランプ米大統領誕生に次ぐ“世界革命”の第3幕が切って落とされ、自身がその革命の中心人物、つまり大統領に就任することで革命を推し進めたいとの意欲を見せています。

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