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【関西の議論】似た者同士?橋下徹氏はトランプ氏熱烈支持「メキシコ国境の壁、何が悪い」 堕落した既存政治に反発「ポピュリズム」は〝世界潮流〟

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【関西の議論】
似た者同士?橋下徹氏はトランプ氏熱烈支持「メキシコ国境の壁、何が悪い」 堕落した既存政治に反発「ポピュリズム」は〝世界潮流〟

橋下徹氏(左)と米国の次期大統領、ドナルド・トランプ氏。歯に衣着せぬ本音や主張で物議を醸す一方、既成の政治エリートが拾いきれていない国民の不満をすくい上げて支持を広げる政治スタイルが共通する―との見方もある 橋下徹氏(左)と米国の次期大統領、ドナルド・トランプ氏。歯に衣着せぬ本音や主張で物議を醸す一方、既成の政治エリートが拾いきれていない国民の不満をすくい上げて支持を広げる政治スタイルが共通する―との見方もある

「ポピュリズム」は肯定的な言葉

 そんな橋下氏とトランプ氏について、松井知事は9日、記者団の取材に「建前ではなく本音で有権者、国民と正面からぶつかっていくのはよく似ているんじゃないか」と答えている。

 松井氏が維新代表として発表したコメントでは、米国民が次期大統領に政治経験のない実業家のトランプ氏を押し上げ、政治経験豊富なヒラリー・クリントン氏を選ばなかった原因を「既存の政党や政治家、メディアが、米国民の直面する課題に十分対応してこなかったからではないか」と指摘。日本の政党、政治家も「これまで関心を払おうとしなかった人々の声に応える必要がある」とした。

 松井氏の念頭には、格差が広がる米国社会で苦境にある低所得の白人層への支持を広げたトランプ氏、東京一極集中が進む中で凋落していた大阪の立て直しを掲げて人気を集めた橋下氏の姿があるとみられ、コメントでは「率直な言葉で国民に直接語りかける政治姿勢を、一概にポピュリズムと非難すべきではない」と批判した。

 松井氏が反発したポピュリズムという用語は日本では「大衆迎合主義」と否定的な文脈で語られることが多い。しかし、米国では肯定的に「庶民の素人感覚を頼りに、政権や特権階級、エリート層、官僚、大地主、大企業などの腐敗や特権を正そうとする政治姿勢」として使われる傾向があるという。

 そもそもポピュリズムという言葉は、政財界の癒着が問題となった19世紀末の米国で、共和、民主の両政党に不満を抱く人たちの受け皿として結成された人民党(ピープルズ・パーティー)の「民主政治が金権政治に堕落している」という考え方を指していた-(猿谷要『物語 アメリカの歴史』中公新書)とされる。

すべてを自分で決めるトランプ氏、『自分はオールマイティーではない』と仲間と役割を分担する橋下氏

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