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【関西の議論】似た者同士?橋下徹氏はトランプ氏熱烈支持「メキシコ国境の壁、何が悪い」 堕落した既存政治に反発「ポピュリズム」は〝世界潮流〟

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【関西の議論】
似た者同士?橋下徹氏はトランプ氏熱烈支持「メキシコ国境の壁、何が悪い」 堕落した既存政治に反発「ポピュリズム」は〝世界潮流〟

橋下徹氏(左)と米国の次期大統領、ドナルド・トランプ氏。歯に衣着せぬ本音や主張で物議を醸す一方、既成の政治エリートが拾いきれていない国民の不満をすくい上げて支持を広げる政治スタイルが共通する―との見方もある 橋下徹氏(左)と米国の次期大統領、ドナルド・トランプ氏。歯に衣着せぬ本音や主張で物議を醸す一方、既成の政治エリートが拾いきれていない国民の不満をすくい上げて支持を広げる政治スタイルが共通する―との見方もある

 奔放な発言でメディアの注目を集め、米国の大統領選で大接戦の末に勝ち抜いた共和党のドナルド・トランプ氏の政治スタイルが、かつて大阪に「維新旋風」を巻き起こした日本維新の会法律政策顧問の橋下徹氏に似ている-との見方が広がっている。世界の超大国アメリカと日本の一都市の大阪では舞台が大きく異なるが、橋下氏の盟友で維新代表の松井一郎大阪府知事は「本音で国民にぶつかっていく姿勢」を共通点に挙げた。既成の政治家が拾いきれていない民衆の不満をすくい上げ、支持を広げていく政治手法は近年、欧州連合(EU)からの離脱を決めた英国や極右政党が躍進するフランスなどでも勢いを増している。「大衆迎合」と批判されることも少なくなかった橋下流は、実は世界の〝潮流〟なのかもしれない。

共通する政治スタイル

 「おもろいおっさんやなぁ」。橋下氏は米大統領選の期間中、トランプ氏について周辺にこう話し、ずっと応援していた。

 トランプ氏は父親の不動産事業を継ぎ、ニューヨークのマンハッタン開発を進めて巨額の富を成した「不動産王」。成功までの道のりは一代で身を起こした弁護士の橋下氏とは異なる。

 だが、政界進出までの2人の経歴を振り返ると、トランプ氏が一般人に課題を与えて生き残りゲームをさせるテレビ番組「アプレンティス(見習い人)」、橋下氏が「行列のできる法律相談所」-といずれもテレビ出演で知名度を得た姿が重なる。

 橋下氏といえば、全国学力テストの市町村別結果の公表に反対した大阪府教委をこき下ろした「クソ教育委員会」、推し進めた大阪都構想に絡んで「今の日本の政治で一番重要なのは独裁」、さらに慰安婦問題で日本だけが不当な侮辱を受けているとの考えから「(先の大戦当時の状況で)慰安婦制度は必要だった」-といった発言で物議を醸した。

 一方、トランプ氏も不法移民対策で「メキシコ国境に壁を築く」、過激組織「イスラム国(IS)」対策で「イスラム教徒の入国を禁止する」など米社会の道徳的な規範となったポリティカル・コレクトネス(政治的な公平性)を無視した発言で批判を浴びた。

「過保護より子供に自立促す親がいい」

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