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【和歌山発砲】「なんで撃たれなあかんねん」いきなり叫び、銃乱射…重傷の男性従業員、やり場ない憤り

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【和歌山発砲】
「なんで撃たれなあかんねん」いきなり叫び、銃乱射…重傷の男性従業員、やり場ない憤り

事件を振り返る被害者男性=和歌山県内の自宅 事件を振り返る被害者男性=和歌山県内の自宅

 だが、そんな予想に反し、4人と向き合った溝畑容疑者は「最近、仕事はとれているのか」「なぜ以前からの下請け先を変えたのか」と仕事内容への不満をまくしたてた。

 4人が説明を尽くし、話し合いが始まって約40分が経過した頃だった。溝畑容疑者は突然、「結局、お前らを見抜けなかった。俺の目が節穴やったんやな」と叫び、立ち上がって2丁の拳銃を至近距離から4人に向けて発砲した。

 「パーン、パーン」。銃声が何度も響き、次々と倒れる従業員。男性の左腕からは真っ赤な血があふれた。「これ以上撃たれると死んでしまう」。激痛に耐えながら、男性は倒れ込んで死んだふりをした。

 近くからは同じように撃たれた他の従業員のもがき苦しむ声が聞こえた。溝畑容疑者はその後も事務所内をうろついていたが、パトカーのサイレンが聞こえてきた頃、外へ出て行った。

 男性の銃創は今も癒えておらず、左腕を以前のように動かすことはできない。右太ももも被弾しており、長時間立ったり、座ったりすることはできない。リハビリを続けているが、「ちゃんと治るのか分からない」と不安を募らせる。

 溝畑容疑者が自殺したため、本人から犯行の理由を聞くことも、裁きを受けてもらうこともかなわない。「『何で撃たれなあかんねん』と問いたいが、返事が返ってくることはない」とやりきれない思いをにじませた。

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