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【エンタメよもやま話】「日本の首相って誰?」「ヨーロッパという国」…Fランク化する大学、想像超える現実

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【エンタメよもやま話】
「日本の首相って誰?」「ヨーロッパという国」…Fランク化する大学、想像超える現実

劣化が止まらない日本の大学を斬る驚愕の1冊「Fランク化する大学」(小学館)https://www.shogakukan.co.jp/books/09825281 劣化が止まらない日本の大学を斬る驚愕の1冊「Fランク化する大学」(小学館)https://www.shogakukan.co.jp/books/09825281

 他にも、ニュースキャスターやアナウンサー、アイドル、タレント、スポーツ選手、ミュージシャンといったいわゆる有名人を“客寄せパンダ”として大学教授や准教授として招き入れる大学。音氏は本著でこうした大学にも疑問を呈します。

 そして“客寄せパンダ”の有名人教授らを招き入れねばならない遠因ともいえる教員の劣化の要因について本著は、博士号取得者が増えすぎて、彼らが薄給の非常勤講師という職に群がり、薄給の彼らが生活のために過剰な講義コマ数を確保。このため時間も余裕もない一部講師のせいで講義の質が低下。授業は荒れ、真面目な学生が勤勉意欲を失い孤立。中には大学を去る学生も…という悪循環を指摘します。

 読んでいて笑ったのですが、極悪非常勤講師の中には、かつて一斉を風靡(ふうび)したNHKのテレビ番組「プロジェクトX」のビデオを垂れ流して、最後にちょこっと話をして授業終わり、という輩までいるらしいです。呆れてモノが言えませんね。

 なぜ、こんなめちゃくちゃなことが起きるのか。これは本著を読まなくても大体察しが付くと思います。少子高齢化で18歳の人口がどんどん減っているのに、なぜか大学はどんどん増えているからです。そして、現在の法律では、大学の新規開校に待ったをかけられないのだといいます。

 そのあたりの詳しいお話は本著をお読みいただければと思いますが、こうした「Fランク」化が偏差値の低い大学だけではなく、今年になって学生が大問題を起こした東大や慶應といった名門校にまでまんべんなく広がっているということに恐怖を感じました。

 音氏は本著で<大学に入る側に、大学の良し悪しを判断できる目を持ってもらえたらと強く願う>と述べ、そればできれば<将来的には「Fランク」化する大学は、自浄能力を発揮して改善するか、それができなければ市場から淘汰(とうた)されるだけだろう>と訴えています。

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