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【エンタメよもやま話】「日本の首相って誰?」「ヨーロッパという国」…Fランク化する大学、想像超える現実

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【エンタメよもやま話】
「日本の首相って誰?」「ヨーロッパという国」…Fランク化する大学、想像超える現実

劣化が止まらない日本の大学を斬る驚愕の1冊「Fランク化する大学」(小学館)https://www.shogakukan.co.jp/books/09825281 劣化が止まらない日本の大学を斬る驚愕の1冊「Fランク化する大学」(小学館)https://www.shogakukan.co.jp/books/09825281

 そして猛勉強の末、念願かない、平成23年、博士号を取得しますが<起業家として仕事をしていくうえで、大学でものをおしえているというキャリアは決して邪魔にはならない>というわけで、非常勤講師として3つの大学で約5年間にわたり教べんを執ったのですが、大学も大学教員も学生たちも、自分の想像とは大きく異なるものだったのです。

 本著では、音氏を大いに驚かせた大学や学生、そして教員たちの現状が切々と綴(つづ)られているわけですが、音氏は本著で、大学を取り巻くそうした全ての状況を「Fランク」という言葉でくくっています。

受験生みな合格「Fランク」…首相を知らず、世界地図も理解できぬ大学生

 本著によると「Fランク」という言葉は、もともと平成12年に、ある大手の予備校が大学の入試ランキング表で入試の難易度に応じて大学を「Aランク」から順番にランク付けする過程で、最低ランクについて、受験すれば誰でも合格する「ボーダーフリーランク」の大学という意味で「Fランク」と名付けたのが始まりといいます。

 そして音氏は本著で<昨今の大学を取り巻く「Fランク化」という現象は、学生のみならず、教員にも大学運営側にも生じていることであり、さらにいえば、社会に通用する人材を育成することが仕事である大学やその教員が、その役目を半ば放棄していることが、諸問題の出発点にあるように思えてならない>と明言します。

 つまり、平たくいえば、学ぶ方にも教える方にも殆(ほとん)どやる気がない大学が増えているということのようですが、そこまで酷(ひど)いことになっているとは俄(にわか)には信じがたいですよね。ところが本著を読むと、音氏が大学の現場で実際に見聞きしたホントに信じがたい逸話が続々登場するのです。

 まずは中部地方の小都市にあるA大学の話。

 <「女子大生がアルバイトしているのですがね。勤め先が問題なのですよ。キャバクラですから」>

 <「(注意)してもねぇ。アルバイトをやめろとは言えませんしね。あと、男と同棲(どうせい)をしているのが結構いて…>

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