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【鹿間孝一のなにわ逍遙】2万%ない、クソ教育委員会、シロアリ…どこかで見たトランプ現象

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【鹿間孝一のなにわ逍遙】
2万%ない、クソ教育委員会、シロアリ…どこかで見たトランプ現象

大阪市の三セクビル「WTC」に大阪府庁を移転…平松邦夫・大阪市長(右)との会談で表明した橋下徹・大阪府知事=平成20(2008)年8月5日、大阪市役所 大阪市の三セクビル「WTC」に大阪府庁を移転…平松邦夫・大阪市長(右)との会談で表明した橋下徹・大阪府知事=平成20(2008)年8月5日、大阪市役所

 「北朝鮮が正常な国になるまで、大阪府と大阪市は付き合いは一切しない」

 「憲法9条は、自分が嫌なことはしないという価値観だ」

 「今の政治に必要なのは独裁」

 数え上げればきりがないが、どれをとっても既成の政治家なら袋だたきになるのが怖くて口にできないセリフだ。

 本音の橋下政治に府民、市民は拍手喝采し、圧倒的な支持率を誇った。

     ◇

 トランプ氏の過激な発言も、言いたくても誰も言えなかった本音である。それが米国の現状に不満を持つ、中間層から下の有権者の心をとらえた。

 ただし、「米国第一」「再び偉大な国に」というキャッチフレーズはあるが、どのような米国にのビジョンと、どのようにしての道筋が見えない。

 橋下氏は「大阪市、大阪府を解体」して「グレートリセット」する大阪都構想を掲げたが、住民投票で僅差で否決され、すっぱり政界から引退した。振り返ると、自身の人気を過信し、急ぎ過ぎたような気がする。

 トランプ大統領の米国はどうなるか。

 カール・マルクスの有名な言葉がある。

 「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」

鹿間孝一 鹿間孝一 産経新聞特別記者兼論説委員(平成25年9月まで大阪特派員を兼務)。北海道生まれの大阪人。生涯一記者を自任していたが、なぜか社命によりサンケイリビング新聞社、日本工業新聞社で経営にタッチして、産経新聞に復帰した。記者歴30余年のうち大半が社会部遊軍。これといった専門分野はないが、その分、広く浅く、何にでも興味を持つ。とくに阪神タイガースとゴルフが好き。夕刊一面コラム「湊町365」(「産経ニュースWEST」では「浪速風」)を担当。共著に「新聞記者 司馬遼太郎」「20世紀かく語りき」「ブランドはなぜ墜ちたか」「なにが幼い命を奪ったのか 池田小児童殺傷事件」など。司馬遼太郎に憧れるも、いうまでもなく遼に及ばず。

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