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【衝撃事件の核心】おなじみ「かに道楽」商標権バトル勃発 「道頓堀のシンボル」の〝敵〟は愛知のかまぼこ…どっちに軍配?

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【衝撃事件の核心】
おなじみ「かに道楽」商標権バトル勃発 「道頓堀のシンボル」の〝敵〟は愛知のかまぼこ…どっちに軍配?

「かに道楽」の商標権をめぐって法廷バトルが勃発した。大阪・道頓堀のシンボルである巨大なカニ看板で知られるカニ料理専門店「かに道楽」が、同じ名称のかまぼこを販売している愛知県の老舗練り物会社を提訴した 「かに道楽」の商標権をめぐって法廷バトルが勃発した。大阪・道頓堀のシンボルである巨大なカニ看板で知られるカニ料理専門店「かに道楽」が、同じ名称のかまぼこを販売している愛知県の老舗練り物会社を提訴した

販売はかまぼこの方が先!?

 一方の練り物会社は9月に大阪地裁で開かれた訴訟の第1回口頭弁論で請求棄却を求めた。大きな焦点として浮上したのが「かまぼこ・かに道楽」の販売開始時期だ。

 訴訟記録によると、練り物会社が主張したのは昭和45年2月。「かに道楽」側が商標登録を出願したときよりも、2年も早いことになる。このため「商標法の先使用権を有する」と訴えたのだ。

 先使用権とは、商標権者の商標出願前から、同じような商標を使用しているなどの要件を満たせば引き続きその商標を使うことが認められる権利だ。

 練り物会社側は販売開始時期を裏付ける証拠として当時の社内報を提出。そこには「本場北海のタラバガニで新製品『カニ道楽』発売」という記事が掲載されていた。以下はその社内報の抜粋だ。

 《かねがね製造部において鋭意開発中であった『カニ』入り新製品が、ついに2月15日より発売のはこびとなった》

 《魚肉とタラバガニ、そして玉子の3つの原料を加工したもので、見た目にもゴージャス、今までの製品にないあざやかな配色である》

 さらに「商品を販売する地域は東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)であるが、この地域で原告の商品が販売されているのをみたことはない」と主張した。

「周知性」が焦点

 「先使用権をめぐる争いは少なくないが、単に先に使っていたというだけで認められるものではない」

 先使用権が認められる要件のハードルについて、こう指摘するのは知的財産制度に詳しい大阪工業大学大学院の大塚理彦教授だ。

かまぼこの「かに道楽」がどの程度有名だったかがポイント

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