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過去最悪ペースの特殊詐欺根絶へ 大阪府警が「緊急対策PT」設置…専従捜査員倍増、140人態勢

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過去最悪ペースの特殊詐欺根絶へ 大阪府警が「緊急対策PT」設置…専従捜査員倍増、140人態勢

 過去最悪となっている特殊詐欺被害を食い止めようと、大阪府警は1日、知能犯を担当する捜査2課などの捜査員に加えて他部署からも横断的に人材を集めた140人態勢の「緊急対策プロジェクトチーム(PT)」を発足させた。摘発と抑止の両面で対策を強化するのが狙い。

 従来の「特殊詐欺対策本部」を改編し、府警副本部長をトップに生安部や交通部、地域部、警備部などからも担当者が加わる「オール府警態勢」に格上げ。

 実動部隊となるPTには、従来は40人だった専従捜査員を80人に倍増し「実態解明・現場対策班」を設置。犯行に使われた携帯電話の解析や拠点の割り出しを進めて詐欺グループ全体の壊滅を目指すほか、広報啓発や街頭警戒、情報収集を強化し、未然防止に努める。

 府警本部で行われた発足式で、村田隆本部長は「非常事態というべき極めて深刻な情勢。組織一丸となり、柔軟な発想で対策を講じてほしい」と訓示した。

 府警によると、今年1~10月の府内の特殊詐欺認知件数は1347件、被害額は約44億8千万円で、過去最悪だった昨年1年間(1170件、約41億4千万円)をすでに上回っている。親族などになりすますオレオレ詐欺は354件(約11億5千万円)で昨年同時期の4倍以上、還付金詐欺は609件(約7億2千万円)で1・4倍にのぼっている。

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