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なにわ筋線共同運行案、JR西と南海が協議

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なにわ筋線共同運行案、JR西と南海が協議

 新大阪から関西国際空港までをつなぐことを目指す鉄道新線「なにわ筋線」について、運行事業者のJR西日本と南海電車が列車を共同運行する案が浮上していることが29日、わかった。南海の新大阪駅への乗り入れも検討されているという。開業すれば関空へのアクセスが大きく向上するため、早期の開業を求める声も上がる。

 関係者によると、現在、大阪府・市、JR西、南海の4者で進めている協議の中で、ルートの選定や事業費の問題とともに、JR西と南海が共同で列車を運行する案が協議されている。

 また、共同運行とした場合に、JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」でJR西が建設中の新駅や新大阪駅に、南海が乗り入れる可能性も議論されているという。

 一方で、具体的な事業内容についてはまだ協議が必要な状況だ。関係者は「そもそもルートや事業免許の形式なども未定で、運行形態にまで議論が追いついていない」と話す。JR西側は、共同運行の場合の問題点を提示しているという。

 なにわ筋線の構想は約30年前に誕生。数千億円単位の巨額の事業費がネックとなって協議は停滞していたが、外国人観光客の増加を背景に、平成26年以降、改めて本格的な協議が行われている。

 なにわ筋線 新大阪駅(大阪市淀川区)から、うめきた地区やなにわ筋の地下を経て難波周辺でJRや南海線と結び、大阪市中心部と関西国際空港を30分台でつなぐことを目指す新路線。平成16年の近畿地方交通審議会答申で「中長期的に望まれる新路線」と位置づけられ、国は概算建設費を約1800億~約3200億円と試算している。

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