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【役に立つマーケティング戦略(4)】ネットをうまく活用、自分の言葉で発信しよう 高知工科大経済・マネジメント学群教授 永島正康さん

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【役に立つマーケティング戦略(4)】
ネットをうまく活用、自分の言葉で発信しよう 高知工科大経済・マネジメント学群教授 永島正康さん

高知市内の店舗で見られるカツオのわら焼きの実演。高知には食べ物をはじめ素晴らしい産物が多いが、マーケティングではネットをうまく活用し、自分の言葉で発信していくことが求められる 高知市内の店舗で見られるカツオのわら焼きの実演。高知には食べ物をはじめ素晴らしい産物が多いが、マーケティングではネットをうまく活用し、自分の言葉で発信していくことが求められる

 マーケティング戦略を立てる上で最も基本になるのは、ターゲットとする顧客のニーズに対して、自社の商品・サービスを適合させ、ターゲット顧客に満足をもたらすことである。そのためには、企業が市場に対して働きかける商品・価格・流通・販売促進といった4つの道具と、企業が狙いをつけるターゲット顧客のニーズを適合させることが必要になる。

 今回は、この商品・価格・流通・販売促進の考え方を使って、高知の事象を、私の限られた経験からではあるが、誤解を恐れずに眺めてみよう。

 まず第1に、商品についてから始めよう。高知には素晴らしい産物がたくさんあり、特に食べ物は何を食べてもおいしく、世界的にもかなり高いレベルの品質を確保していると思う。では、その高知産の商品の県外への売り出し方という観点からみてみると、市場調査会社のデータをそのままマーケティング戦略に活用している企業が少なくないことに気がついた。

 調査会社を通じて市場のデータをとること自体は大切なことであるが、最も重要なのは、そうしたデータをうのみにするのではなく、それをもとに、自ら市場の中で獲得したいと思う顧客の中に飛び込んでいくことではないかと思う。その中で、自らの五感をフルに使って、事実を確認、現象の背後にあるメカニズムの解明に当たる必要がある。

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