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【君が代訴訟】「処分は採用権の乱用に当たらない」不起立の教諭側が二審も敗訴 大阪高裁

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【君が代訴訟】
「処分は採用権の乱用に当たらない」不起立の教諭側が二審も敗訴 大阪高裁

 大阪府立支援学校の卒業式で、君が代を起立斉唱しなかったため減給処分を受けた教諭、奥野泰孝さん(59)が、府に処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は24日、「処分は裁量権の乱用に当たらず違法ではない」として、原告側の控訴を棄却した。

 中村哲裁判長は判決理由で「職務命令は思想、良心の自由を間接的に制約する面はある」と指摘。その上で、君が代を起立斉唱することや、式場外での受け付け業務を命じたことについて「許容できる程度の必要性と合理性がある」と判断した。

 判決によると、奥野さんは平成25年3月の卒業式で、式場外での受け付け業務を命じられていたが式場内に入り、国歌斉唱時に起立斉唱せず、減給1カ月の処分となった。

 奥野さんは判決後の記者会見で「非常に残念だ。自らの思想、信条を表明することは認められるべきだ」と話した。

 府教育庁は「今後も教職員の厳正な服務規律の確保に努める」とのコメントを出した。

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