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【関西の議論】障害ある人にとっては「甲山」はエベレスト-「眺めるだけだった山の頂上から景色を見たい」登山挑戦最終章、関学大生らが支える

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【関西の議論】
障害ある人にとっては「甲山」はエベレスト-「眺めるだけだった山の頂上から景色を見たい」登山挑戦最終章、関学大生らが支える

昨年の甲山登山(はんしん自立の家提供) 昨年の甲山登山(はんしん自立の家提供)

 屋上から見える甲山に登りたい-。兵庫県宝塚市にある障害者支援施設「はんしん自立の家」の入居者が夢を抱いて11年。学生ボランティアらの手を借りて毎年、数人ずつ山頂を目指してきた挑戦が22日、最終章を迎える。同施設の50人の入居者のうち希望者全員が頂上の景色を見る、という願いが今回、かなうのだ。最後の登山には障害のある6人と、約100人のボランティアが参加する。(服部素子)

標高309メートル、健常者成人なら10分のコースだが…

 甲山は、同県西宮市にある標高309メートルの山。登山口となる神呪寺(かんのうじ)から山頂まで1キロ強、成人なら約10分で登れるコース。しかし、車イス使用者や、歩行に障害がある同施設の入居者には、ずっと眺めるだけの山だった。

 そんな甲山を目指したきっかけは平成13年、登山家の續素美代さんが、雑誌の仕事で同施設を訪れたことから。續さんは、日本人女性としては3人目のエベレスト登頂者で、山の事故で下半身不随になったイギリス人女性の自転車による日本縦断をサポートするなどの活動をしていた。それを知った施設長の石田英子さんが、續さんと一緒なら入居者も甲山に登れるのではと直訴したのがすべての始まりだった。

 山そのものは低いが、登山道は12~13メートルの九十九折れが十回以上続く上、階段状に整備されており、車イスで登ることは不可能。そんな山をどう克服するか、續さんと頭を付き合わせての検討が始まった。

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