産経WEST

【ニュースの断面】爆買いしぼんだ国慶節 百貨店は原点回帰の店作りを

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【ニュースの断面】
爆買いしぼんだ国慶節 百貨店は原点回帰の店作りを

国慶節商戦を展開した近鉄百貨店本店=9月28日、大阪市阿倍野区  国慶節商戦を展開した近鉄百貨店本店=9月28日、大阪市阿倍野区 

 中国の国慶節(建国記念日)に伴う大型連休で、大阪の主要百貨店も訪日客でにぎわった。ただ今春以降は、中国が外国で買った商品の輸入(持ち込み)に対する関税を引き上げたことや、円高が進んだことから、ピーク時の「爆買い」の勢いはない。訪日客のニーズや消費行動も大きく変化し、各店は次の一手を探っている。

 訪日客の免税売上高は、ブランド衣料や時計・宝飾品など高額品の販売でブレーキがかかった。昨年、大阪の主要百貨店では免税売上高が毎月のように前年を上回ったが、今年は前年割れが目立つ。

 百貨店関係者の中には「取扱件数は減っていない」と楽観的な見方もある。例えば化粧品は、美容部員がきめ細かくカウンセリングする日本の販売スタイルが受け、定番の人気商品になっている。

 ただ、先行きは不透明だ。

 日本の百貨店は高品質な商品を豊富に揃えて訪日客を獲得。各店はこぞって免税カウンターの増設、通訳スタッフの増員、決済システムの拡充などに取り組んできた。しかし品質や品ぞろえの差別化は飽和しつつあり、さらに集客力を高めるのは容易ではない。

続きを読む

関連ニュース

国慶節商戦、中国人客の「爆買い」一服くっきり 百貨店や量販店、戦略見直し

「産経WEST」のランキング