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ダイオキシン問題、「隠す方が風評被害になる」 豊能町長の「発表しない」発言に松井知事が“苦言”

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ダイオキシン問題、「隠す方が風評被害になる」 豊能町長の「発表しない」発言に松井知事が“苦言”

 大阪府豊能町と能勢町でつくる豊能郡環境施設組合によるダイオキシン廃棄物の処理をめぐる問題で、松井一郎府知事は19日、「どういう手段で、どの場所で、いつまでに廃棄物処理を終わらせるということは隠さないで表に出すべきだ。隠す方が風評被害になる」と指摘した。豊能町の池田勇夫町長(77)が今後、廃棄物処理に関する情報を公表しない方針を示したことに対し、府庁で記者団に語った。

 一連の問題をめぐっては組合が今年2月、ダイオキシン類を含む廃棄物を神戸市内の最終処分場に同市に無断で埋め立て処分していたことが7月に発覚。組合は最終処分場から廃棄物を撤去し、現在は豊能町内の仮置き場で保管している。保管期限は今月末だが、新たな保管場所などは見つかっていない。

 池田町長は18日、無断処理の経緯などを調べる第三者委員会の設置が決まった臨時町議会後、期限の延長を求める可能性を示唆した上で、今後は廃棄物処理に関しての記者会見や発表を「一切しない」と明言。「町民にはチラシなどで説明したい」とする一方、報道陣に対しては「もう来ていただかなくて結構です。絶対会わない」などと述べていた。

 これについて、松井知事は「隠す方が風評被害を起こしてしまう。僕だったら全部オープンでやる。隠すのはダメだと思う」と指摘。府も「要請があれば技術的な助言はする」と述べた。

 池田町長は、廃棄物の「完全無害化」の方針を掲げて9月の町長選で当選。18日の取材では、廃棄物処理に関する発表について「完全無害化できてから報告させていただきたい」との考えを示した。

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