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絶滅危惧種「ハクバサンショウウオ」をネット販売 岐阜産を規制なかった「富山産」と偽装か

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絶滅危惧種「ハクバサンショウウオ」をネット販売 岐阜産を規制なかった「富山産」と偽装か

岐阜高で研究のため飼育されているハクバサンショウウオ(高木雅紀教諭提供) 岐阜高で研究のため飼育されているハクバサンショウウオ(高木雅紀教諭提供)

 環境省の絶滅危惧種に指定され、岐阜県では平成15年から条例で捕獲や譲渡を禁じているハクバサンショウウオが、インターネット上で販売されていたことが19日、分かった。県内で採取、マイクロチップを埋め込んだサンショウウオで、当時規制がなかった富山県産と偽ったとみられる。

 サンショウウオを研究している岐阜高(岐阜市)の高木雅紀教諭(51)は20年、岐阜県白川村に生息するハクバサンショウウオにチップを埋め込んだ。25年に東京都の愛好家の男性がネットオークションでサンショウウオを購入。今年に入り死んだため解剖したところ、チップが見つかった。男性が9月、別の研究者を通じて教諭に連絡して分かった。

 男性が購入した際の産地表示は「富山県」だったという。富山県で規制が始まったのは15年5月だが、高木教諭は「白川村から富山県まで個体が移動したとは考えにくい。岐阜県内で採取し、産地を偽造した可能性が高い」と話した。

 ハクバサンショウウオは日本固有種で体長8~12センチ。褐色で全身に白い斑点がある。新潟、富山、長野、岐阜の一部地域に生息し、新潟県以外の3県は捕獲や譲渡を条例で規制している。

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