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【石野伸子の読み直し浪花女】須賀敦子の終わらない旅(5)カトリック左派、新しい信仰…“希望の拠点”コルシア書店

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【石野伸子の読み直し浪花女】
須賀敦子の終わらない旅(5)カトリック左派、新しい信仰…“希望の拠点”コルシア書店

昭和34年8月、ロンドンにいたダヴィデ神父を訪ねて交友を深める(県立神奈川近代文学館所蔵) 昭和34年8月、ロンドンにいたダヴィデ神父を訪ねて交友を深める(県立神奈川近代文学館所蔵)

 須賀はコルシア書店の会報誌で「P」とイニシャルのある文章をとりわけ愛読していたが、それがペッピーノの署名だった。出会って1年半後、2人は結婚。5年後にペッピーノの急死で突然終止符が打たれるまで、「生きるエネルギーの大半が、コルシア書店という、それ自体の歴史と思想をもち、たえず重い目標にむかって試行錯誤をかさねる共同体の周辺で燃焼されていた」(「家族」)という日々を送った。   =続く

石野伸子 石野伸子 産経新聞特別記者兼編集委員。生活面記者として長らく大阪の衣食住を取材。生活実感にもとづき自分の足と感性で発見したホンネコラムをつづるのを信条としている。

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