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【世界を読む】北朝鮮の“使者”は来るのか…宗教版「日中韓サミット」への招待、カギ握るのは「中国」

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北朝鮮の“使者”は来るのか…宗教版「日中韓サミット」への招待、カギ握るのは「中国」

今年9月に横浜市内で行われた宗教界の日中韓サミット「IPCR国際セミナー」。来年は中国で開催することで、北朝鮮の参加を促すという(WCRP日本委員会提供) 今年9月に横浜市内で行われた宗教界の日中韓サミット「IPCR国際セミナー」。来年は中国で開催することで、北朝鮮の参加を促すという(WCRP日本委員会提供)

 13年には同じくWCRPに加盟する「韓国宗教人平和会議」(KCRP)の宗教者と会談する機会があり、「南北朝鮮の和解の象徴」とみなされた。

 だがその後、北朝鮮の宗教者が国際会議の場に出てくる機会は失われている。

平壌の教会になかった「あの肖像画」

 プロテスタントの牧師でもある山本教授によると、韓国と北朝鮮の宗教界はかつて、日本のキリスト教界が仲介の場所を提供して交流を深めた。

 プロテスタントや正教会の世界組織が1984年、日本で「東北アジアの正義と平和」をテーマにした国際会議を開くと、86年にはスイスの教会で行われた「聖餐式(せいさんしき)」に韓国と北朝鮮の聖職者がそろって参列し、パンとブドウ酒を分かち合った。

 この頃から、日本の牧師たちも北朝鮮を訪問するようになる。

 山本教授もその一人。日本キリスト教協議会の幹事を務めていた95年、北朝鮮が洪水被害に見舞われた際、コメや粉ミルク、食用油などの人道支援物資を送り、平壌の教会を訪ねた。

 山本教授の記憶では、教会には、金日成(キム・イルソン)主席や金正日(キム・ジョンイル)総書記の肖像画は掲げられておらず「信仰の場として認められているようだった」という。

 だが、対話のパイプは2002年ごろに途切れてしまった。山本教授は「北朝鮮政府が中・長期の経済開発に特化して支援を求め、人道支援の申し出を断ってきたため」と説明する。

これまでの国際会議でも政府関係者が同行 監視の目厳しく

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