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【黒田引退】「最後の登板を前にファンに報告を」広島黒田が義理重んじ引退表明 日本Sが最後の花道

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【黒田引退】
「最後の登板を前にファンに報告を」広島黒田が義理重んじ引退表明 日本Sが最後の花道

9月、25年ぶりのセ・リーグ優勝を決め、胴上げされる広島の黒田博樹投手=東京ドーム 9月、25年ぶりのセ・リーグ優勝を決め、胴上げされる広島の黒田博樹投手=東京ドーム

 広島が32年ぶりの日本一をかけて挑む決戦が鉄腕の最後の雄姿となる。日本シリーズ開幕まで4日のタイミングで黒田は引退を表明した。「たくさんのファンに応援していただいた。最後の登板を前に報告できれば」。仲間やファンへの気遣いがこの男らしかった。

 日本で124勝。米国で79勝。7月には野茂英雄氏に続く史上2人目となる日米通算200勝を達成した。メジャー球団からの巨額オファーを蹴(け)って広島復帰を選んだことで“男気”と称賛されたが、黒田の野球人生はそのものがドラマだった。

 プロ1年目の1997(平成9)年4月、敵地の巨人戦での初登板初先発を完投勝利で飾った。ただ、当時は15年連続Bクラスの暗黒期に足を踏み入れる過渡期。05年に最多勝、06年に最優秀防御率のタイトルを獲得する奮闘をみせたが、チームを躍進させることはできなかった。

 義理堅い男だ。06年にFA権を取得した際、球場に横断幕を掲げたファンの願いに応えて残留。翌年に米国挑戦を表明したときは会見で涙を流した。メジャーで5度の2桁勝利を挙げて一流の地位を確立しながら「カープのユニホームを着て投げる方が、最後の1球になっても後悔は少ない」と骨を埋める覚悟で戻ってきた。

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