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【浪速風】太閤秀吉のマツタケ狩り(10月18日)

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【浪速風】
太閤秀吉のマツタケ狩り(10月18日)

 太閤秀吉がマツタケ狩りに出かける。すでに採りつくされ、他の山から集めたマツタケが植えてあった。付き添いの者が告げ口したところ、秀吉は「そんなことはわかっている」と怒鳴りつけた。せっかくの好意は素直に受けたらいいと。江戸時代の随筆集「翁草」に出てくる。

 ▼マツタケはサンマと並ぶ秋の味覚の代表である。もっとも値段は天と地で、とくに国産は1本ン千円もして、とても手が出ない。外国産なら比較的安いが、こちらは注意が必要だ。制裁措置で輸入が禁止されている北朝鮮のマツタケが「中国産」に偽装して日本に入ってくるらしい。

 ▼15億円もの売り上げは核開発やミサイル実験の資金になるとみられる。不正な外貨稼ぎに加担するなら、今年もマツタケはがまんしよう。秀吉の逸話をもう一つ。山林を預けられた僧が、松を植えたところにマツタケができたと献上する。「我が威光にさもあらん」(「老人雑話」から)。北にもありそうな話だ。

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