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シャープと鴻海、成長の医療・健康分野で新会社 年内にも設立、海外展開を強化

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シャープと鴻海、成長の医療・健康分野で新会社 年内にも設立、海外展開を強化

シャープの戴正呉社長=8月22日、堺市(寺口純平撮影) シャープの戴正呉社長=8月22日、堺市(寺口純平撮影)

 台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業とシャープが、医療・健康分野で新会社の設立を検討していることが分かった。シャープは半導体やセンサー技術を応用し、約50年前に医療関連機器分野に参入し、国内の病院や研究機関に販路を持っている。新会社は年内にも設立する方向で、鴻海との協業により海外展開を強化する。

 関係者によると、両社が共同出資して新会社を設立する方向で、出資比率を詰めている。新会社は、鴻海で医療用の検査装置などの開発を担う事業部と連携する。

 シャープでは、子会社が医療器具の超音波洗浄装置などを開発し、病院や歯科医院に販売。空気中の浮遊菌を計測する微生物センサーを国際宇宙ステーションの日本実験棟に納入した実績もある。液晶関連製品や生産設備も取り扱っているが、新会社設立に合わせて組織を見直す方針だ。

 シャープは各部門の収益に対する責任を明確にするとともに、鴻海との連携強化を図るため組織再編を進めている。これまでに、本社はカンパニー制から10事業本部に再編。知的財産管理や物流も本体から切り離し、鴻海グループとの協業体制を強化している。

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